目次

  1. 1. 相続争いに疲れる理由
  2. 2. 相続争いに疲れたとき、無理に対応するデメリット
    1. 2-1. 知識のないまま自分で対応すると、不利になる可能性がある
    2. 2-2. お互いに意地を張り合っていつまでも解決できない
    3. 2-3. 税制上のデメリット
    4. 2-4. ストレスがかかり、心身の病気になる
    5. 2-5. 人生の貴重な時間が無駄になる
  3. 3. 相続争いに疲れたときの対処方法
    1. 3-1. 弁護士への相談方法
  4. 4. 相続トラブルを弁護士に相談するメリット
    1. 4-1. 労力や時間がかからなくなり、自分の生活を取り戻せる
    2. 4-2. ストレスもかからなくなり、気分よく毎日を過ごせる
    3. 4-3. 相手の無理な主張を抑え込める
    4. 4-4. 有利な条件で解決しやすくなる
    5. 4-5. 調停や審判になっても安心して任せられる
  5. 5. 相続争いを解決してくれる弁護士の選び方
  6. 6. まとめ

相続争いが発生すると、当事者の方はほとほと疲れてしまうものです。

なぜ疲れるのか、よくある原因を挙げるので、あてはまる点がないかチェックしてみてください。

  • 相手が親族なので、必要以上に感情的になってしまう
  • 親の愛情を遺産の多寡ではかってしまい、精神的に辛くなる
  • 金銭的な問題なので、シビアになる
  • 相続人本人だけではなく配偶者やおじおばなどの親族が関与してきて、トラブルが大きくなり、ストレスが募る
  • 相続争いの結果、仲の良かったきょうだいと絶縁してしまう
  • 相続人自身が高齢で、トラブルに対応する気力や体力がない
  • 遺産分割調停など、裁判所の手続きに慣れないので戸惑ってしまう
  • 生活が相続トラブル一色に染まってしまい、何のために必死になっているのかわからなくなってしまう

相続争いに疲れてしまったにもかかわらず、無理に1人で対応を続けていると以下のようなデメリットがあります。

遺産分割で納得できる結果を獲得するには、法的な知識が必要です。

たとえば法定相続分や遺産の評価方法、寄与分や特別受益による修正などについての知識がないと、適正な分割ができません。

1人で対応していると、相手から不利な条件をつきつけられても気づかず受け入れてしまい、損をするリスクが発生します。

遺産分割協議で親族同士がもめてしまったら、お互いに譲り合うのは難しくなるものです。

意地を張り合っているといつまで経っても合意できません。

不動産や預金などの名義変更もできず、財産が有効活用されないまま放置されてしまうデメリットがあります。

相続が発生したら、10か月以内に相続税を申告納税しなければなりません。
それまでに遺産分割が完了していないと、配偶者控除や小規模宅地の特例などを受けられず、税額が上がってしまうリスクもあります。

相続争いによるストレスが強くなると、うつ病や不眠となったり体調を悪化させたりしてしまう方も少なくありません。

相続争いに費やす時間は、人生において無駄ともいえるでしょう。特に相続人が高齢な場合、元気で生きられる時間は長くないかもしれません。一刻も早く相続争いを終わらせて自分らしく過ごせる日々を取り戻すべきです。

相続争いに疲れたと感じたら、1人で抱え込まずに専門家に相談することが何より重要です。

弁護士に相談すると、法的な観点から適正なアドバイスをしてもらえます。
相手から不当な要求を受けていれば、法的な考え方を聞いて話の方向を修正できます。

自分の希望が間違っている場合にも、正しい考え方を教えてもらえるでしょう。状況に応じて遺産分割案を提示してもらえる可能性もあります。他の相続人と法的な遺産分割方法を共有できれば、お互いが合意して相続争いを終わらせやすくなるメリットもあります。

これ以上相手と話すのが苦痛な場合、遺産分割協議や調停の代理も任せられます。

弁護士会や法テラス、自治体などで弁護士相談を利用できます。弁護士会では弁護士紹介も受けられますし、収入が一定以下の場合、法テラスでは無料相談を受けられます。自治体の相談も無料です。

無料相談を受け付けている事務所もたくさんあるので、早めに連絡して話を聞いてもらいましょう。

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相続争いを弁護士に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

弁護士に協議や調停を依頼すると、自分で対応する必要がありません。
これまで相続争いに割かれていた労力や時間を他のことに使い、自分らしい生活を取り戻せます。

つらい相続争いの対応も、全面的に弁護士に任せるとストレスがかからなくなります。毎日を気楽に気分良く過ごせるようになり、うつ状態や不眠も改善されるケースが多々あります。

相手が法的にとおらない無茶な主張をしている場合、弁護士が対応すれば根拠をもって排除できます。

弁護士は依頼者の利益のために活動するものです。法的な知識と専門ノウハウにより協議や調停、審判を進めてくれるので、任せていれば自分で対応するより有利に解決できる可能性が高まります。

1人で遺産分割調停や審判に臨むのは不安でしょう。特に審判では法的な主張や資料提出をしなければならないので、素人が対応すると不利になるリスクが高まります。

弁護士に依頼すれば、調停進行についても適宜アドバイスしてもらえますし、審判になった場合の書面作成や資料の準備、提出なども任せられて安心です。

相続トラブルを依頼するとき、どの弁護士でもよいわけではありません。すべての弁護士が相続にくわしく親身になってくれるとは限らないからです。遺産相続案件に熱心に取り組んでいて実績の高い人を選びましょう。実績や取扱分野については、事務所のホームページなどでチェックできます。

また弁護士との相性も重要です。合わない弁護士に依頼すると、コミュニケーション不和によってかえってストレスが増大してしまう可能性もあります。実際に面談して「信頼できる」と感じられる人に依頼しましょう。

相続争いに疲れたら、早めに弁護士に依頼して任せてしまうようお勧めします。
嘘のように気持ちが楽になり、面倒な相続トラブルもワンストップで解決できて自分の人生も取り戻せるメリットは大きいものです。まずは相続関係に積極的に取り組んでいる事務所へ問い合わせをして、あなたと相性が良く話しやすい弁護士を探してみてください。

(記事は2022年1月1日時点の情報に基づいています)