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栃木県の遺産分割に強い弁護士事務所 一覧
栃木県の遺産分割に強い弁護士事務所一覧です。相続会議の「弁護士検索サービス」では、栃木県の遺産分割に強い弁護士事務所を一覧で見ることが出来ます。相続のトラブルやお悩みを抱えている方は一度近隣の弁護士に相談してみましょう。
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栃木県所在・対応可の弁護士事務所
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栃木ひまわり法律事務所
- 最寄駅
- JR「宇都宮駅」車15分、JR「鶴田駅」車8分
- 所在地
- 〒320-0841 栃木県宇都宮市六道町3-19 モンシェリーデンスクマモトB号室
- 対応エリア
- 栃木
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弁護士の選び方のポイントは?
相続税の知識があり、不動産に強い弁護士を選びましょう。弁護士自身にこうした知識があると他士業との連携もスムーズに進み、トラブル解決のみならず相続をトータルで任せることができます。また、相続は感情がからむ分野なのでフィーリングも重要です。実際に電話や面談で複数の弁護士と会話をしてウマが合う方に依頼をするのがおすすめです。
絞り込み検索のコツ「19時以降TEL可」
日中、様々な用事があると相談する時間を取りづらいですが、19時以降も相談に対応してくれる事務所が多数ありますので、遅い時間の相談が増えそうな場合はそのような事務所に絞り込んで検索してみましょう。
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栃木県で相続に強いその他の専門家
相続税の申告や、生前の相続税対策は税理士へ
特に相続トラブルなどがなく、相続税の申告をスムーズにおこないたい、相続税の支払いや対策を検討したいという場合は税理士へのご相談がおすすめです。
相続手続きや、不動産の名義変更は司法書士へ
相続人調査や預貯金の解約手続き、不動産の名義変更、相続放棄など、
相続にまつわる手続き全般は司法書士へのご相談がおすすめです。
栃木県で遺産分割を弁護士に相談する
遺産分割とは
遺産分割とは、被相続人(亡くなった人)の財産を相続人で分けることです。
遺言書があれば、基本的に遺言書の内容通りに遺産分割します。遺言書がない場合は、遺産は相続人全員の共有となります(民法898条)。この場合、遺産分割協議によって遺産の分け方を決めます。協議が決裂したら調停、審判を通じて遺産を相続する人を決め、共有状態を解消します。
遺産分割の方法には「現物分割」「代償分割」「換価分割」「共有分割」の4種類があります。
現物分割とは、遺産を現物のまま相続人の間で分けることです。代償分割とは、遺産を取得した相続人が、他の相続人に代償金を支払う方法です。例えば、3人兄弟に、3000万円の価値がある不動産が相続財産として残されたとします。長男が不動産を相続した場合、2人の弟それぞれに1000万円の代償金を払って解決します。
換価分割とは遺産を売却し、それで得たお金を相続人の間で分けることです。共有分割は、不動産などの遺産を分けずに、複数の相続人の共有名義とすることです。
遺産分割の流れ
まずは遺言書の有無を確認します。遺言書がある場合は、原則として遺言書通りに遺産分割を行います。
遺言書がない場合は、相続人全員で遺産の分け方を話し合う遺産分割協議を行います。合意したら、その内容を遺産分割協議書にまとめ、相続人全員が署名押印して締結します。なお、遺言書によって分割方法が指定されていない遺産があったり、遺言書が無効となったりした場合にも、遺産分割協議が必要です。
遺産分割協議で合意が得られなかった場合、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てます。調停では、家庭裁判所の裁判官と調停委員が、相続人それぞれの主張を聞き取り、遺産の分け方について相続人全員による合意を目指します。
遺産分割調停が不成立となった場合は、自動的に審判手続きに移行し、裁判官が妥当と考えられる遺産分割方法を定める審判を下します。
遺産分割の注意点
遺産分割で特にトラブルが生じやすいのは、高額資産であり、物理的に分けることが難しい不動産です。実家を引き継ぎたいと考えている相続人もいれば、その不動産を売却し、それで得たお金を相続人の間で分ける換価分割をしたいと考える相続人もいるケースがあります。その場合、不動産を相続した人がほかの相続人に代償金を支払う方法もありますが、代償金を準備できなければ代償分割はできません。
不動産の分け方が決められない場合、共有分割の選択肢もあります。しかし、こうした「とりあえず共有」はトラブルの元ですので、避けたほうがいいでしょう。複数の相続人の共有名義となるため、「売却したい」「建物を壊したい」と思っても、共有者全員の同意が必要です。また、共有したまま相続人が亡くなってしまうと、その持分は次の世代に引き継がれます。その結果、共有する人がどんどん増えていき、誰が権利者かわからない状態に陥ってしまいます。
遺産分割を弁護士に相談するメリット・費用
遺産分割について弁護士に相談すれば、正しい遺産分割の方法を知らなかったばかりに、自分の相続分を大きく減らされるような事態に陥ることを防ぐことができます。
遺産分割では、相続人の間で意見があわず、感情的に対立してもめ事になることがあります。そんなときに、弁護士に交渉を任せれば、相手も冷静になり法的な考え方を受け入れやすくなり、話がまとまりやすくなります。それでも交渉が決裂したら、遺産分割調停の代理人も依頼できるので安心です。
弁護士に任せることで、相手と直接やりとりしなくて済むので、精神的なストレスからも解放されるでしょう。
なお、司法書士は弁護士とは違い、特定の相続人の代理人となり、ほかの相続人と交渉することはできません。相続手続きにおいて、司法書士は相続人全員に対し中立的な立場からアドバイスします。
弁護士に遺産相続を依頼すると、費用は最低でも30万円程度は必要となります。遺産が高額になるほど費用が上がります。
栃木県で遺産分割協議・遺産分割協議書の作成をおこなうには
相続の際、相続人全員で合意して遺産の分け方を決めたら「遺産分割協議書」を作成する必要があります。法律上、遺産分割協議は口頭だけでも成立するため、遺産分割協議書は必ず作成しなければならない書面ではありません。しかし、口約束だけだと「言った、言わない」のもめごとになりかねません。口約束の内容を立証するのは困難です。こうしたトラブルを避けるためにも、話し合いの証拠となる遺産分割協議書を必ずつくるようにしましょう。また遺言書がない場合、遺産分割協議書がないと不動産や車、預貯金などの名義変更の手続きが滞る可能性があるので注意が必要です。
相続が始まってから、遺産分割協議書を作成するまでの経緯を簡単にまとめると、被相続人が死亡(相続開始)→相続人調査と相続財産調査をする→遺産分割協議を行う→遺産分割協議書を作成するという流れになります。遺産分割協議の際の相続人調査や相続財産調査、さらに遺産分割協議と遺産分割協議書の作成を家族や親族で相談しながら全てやるのは大変な労力がかかります。連絡が取れない相続人を探す、遺産が隠されていて全貌が把握できないといったことや、そもそも遺産分割協議が折り合わないこともしばしばです。仮にもめ事がなかったとしても遺産分割協議書は間違った方法で作成すると無効になり、相続手続きに使えなくなる恐れもあります。このようなことを考えると、遺産分割の際には弁護士などの専門家の力を借りると安心です。栃木県にも遺産分割や遺産分割協議書の作成の相談ができる窓口や弁護士が多くありますので、遺産分割の際に不安があれば活用してみるのがよいでしょう。
遺産分割が相続人同士で解決しない場合、家庭裁判所で遺産分割調停・審判をすることとなります。調停の申立てをする場合の書類の提出先は、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定めた家庭裁判所となります。審判申立てをする場合は、相続開始地(被相続人の最後の住所地)を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定めた家庭裁判所が提出先となります。栃木県にも家庭裁判所やその支部がありますが、必ずしも自宅近くの家庭裁判所で審判や調停があるとは言えない点に留意しましょう。
栃木県の家庭裁判所
■宇都宮家庭裁判所
所在地:〒320-8505 栃木県宇都宮市小幡1-1-38
TEL:028-621-4859(家事書記官室:調停)/028-621-4861(家事書記官室:人事訴訟・審判係)
■宇都宮家庭裁判所 真岡支部
所在地:〒321-4305 栃木県真岡市荒町5117-2
TEL:0285-82-2076(代表)
■宇都宮家庭裁判所 大田原支部
所在地:〒324-0056 栃木県大田原市中央2-3-25
TEL:0287-22-2112(代表)
■宇都宮家庭裁判所 栃木支部
所在地:〒328-0035 栃木県栃木市旭町16-31
TEL:0282-23-0568(書記官室[家事係])
■宇都宮家庭裁判所 足利支部
所在地:〒326-0057 栃木県足利市丸山町621
TEL:0284-41-3168(書記官室・庶務課)
参考:宇都宮家庭裁判所
栃木県の遺産分割に関する法律相談窓口・法テラスの一覧
■栃木県弁護士会館
所在地:栃木県宇都宮市明保野町1番6号
TEL:028-689-9001
■大田原商工会議所
所在地:栃木県大田原市山の手1-1-1 皇漢堂ビル
TEL:028-689-9001
■小山市立生涯学習センター
所在地:栃木県小山市中央町3-7-1 ロブレ6階
TEL:028-689-9001
■栃木商工会議所
所在地:栃木県栃木市片柳町2-1-46
TEL:028-689-9001
■通二丁目奉公会館
所在地:栃木県足利市通二丁目2645-8
TEL:028-689-9001
■法テラス栃木
所在地:栃木県宇都宮市本町4-15 宇都宮NIビル2階
TEL:0570-078318
参考:栃木県弁護士会
栃木県に所在する弁護士事務所による遺産分割の解決事例
音信不通だった依頼者の妹に弁護士が連絡し、無事、遺産分割協議が成立(弁護士法人宇都宮東法律事務所)
■事例の背景と相談内容
依頼者の母が預貯金などの動産 を残し亡くなりました。相続人は配偶者である父、長男(依頼者)、長女(依頼者の妹)の3人でした。しかし、長女(依頼者の妹)は若いころに家を出てその後音信不通の状態であったため、遺産分割協議ができない状態でした。
相続人である依頼者(長男)は遺産分割協議を成立させたいという強い気持ちから当所に相談にいらっしゃいました。「妹の連絡先と所在地を特定し、相続(遺産分割)に対してどのような思いを持っているのかを聞いて欲しい」とのこと。また「妹と直接に交渉はしたくないので、全てのやり取りに弁護士が介入して欲しい」と希望されました。
■弁護士法人宇都宮東法律事務所の対応と結果
依頼者から相談を受けた後、直ちに長女(依頼者の妹)の連絡先及び所在地を特定することができました。長女に連絡し、母が亡くなったことや兄が遺産分割協議について話したがっていることを説明したところ、「法定相続分のみでいい」という了承を得られました。弁護士が介入することでコミュニケーションが進み、遺産分割協議は見事に成立しました。
<相続会議編集部から>
音信不通の人を探すことが弁護士の業務というのは意外に思われるかもしれませんが、弁護士は、依頼者が法律に絡んだ問題を抱えている場合にいわゆる「人探し」を受けることが可能です。思いがけない相続人がいるかどうかの確認をしたい場合、行方不明の相続人がいる場合などはまず弁護士に相談してみましょう。
また、このケースでは兄妹間のやりとりに弁護士が間に入ることで、特にトラブルになることなく遺産分割協議が成立しています。過去にわだかまりがある家族同士が直接やりとりをおこなうと感情的な対立から話し合いが進まなくなる場合もありえます。弁護士を間に挟むことで冷静に話が進み、スムースな解決につながった事例と言えます。
本テキストは2023年12月時点の情報に基づいています